なので毎日のようなものがある

金益見(きむいっきょん)のブログです

夜間中学とラブホテル

私の今の研究テーマは、夜間中学だ。

 

以前ラブホテル(貸間産業)を研究していたから、テーマが飛躍しすぎてるように思われるのか、「なんでラブホテルの次が夜間中学なんですか?」とよく聞かれる。

 

実はラブホテルと夜間中学には共通点がある。

 

ラブホテルは社会の欲望を映し出す鏡。

夜間中学は社会の矛盾を映し出す鏡。

 

あってはならない学校だけど、なくてはならない学校が夜間中学。

あったら嫌がられる建物だけど、やっぱり必要だからそこにあるラブホテル。

 

ラブホテルの一室から、夜間中学の教室から、私たちが生きている社会の問題が見えてくる。

 

 

先日、夜間中学増設運動全国交流集会に参加した。

 

そこに、文科省事務次官の前川喜平さんがいらした。

 

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前川さんはちょこっと顔を出して挨拶して終わりではなく、最初から最後まで一番前の席で真剣に話を聞いておられた。

 

帰り道でお話する機会があったので、マイノリティに寄り添う前川さんのご姿勢や、私たちの知る権利を大切にしてくださった前川さんの勇気にたいして思っていたことを伝えると、「私はもう何者でもないし、普通のことをやってるだけですよ」と仰っていた。

 

前川さんの話を書きながら、ふと玉本さんのことを思い出した。

ikkyon.hatenablog.com

 

 かっこいいひとたちは、「普通」という言葉を普通じゃないことをやりながら使うのだけど、本当にそれが普通になればいい。

 

私は瞳を輝かせながら、世の中をよくしたいとか言わないように気をつけてるのだけど(結構そういう人だと思われる)、じゃあどんな風になりたいかって、今よりマシな世の中になるように普通に行動をする(そして行動を続ける)人間になりたい。

 

私がかっこいいと思うひとのように私もなりたい。

だから、今は研究に最善を尽くす。

 

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