なので毎日のようなものがある

金益見(きむいっきょん)のブログです

私たちは『買われた』展

「言葉より、俺の行動をみた方がいいよ」

と、かつての恋人に言われた。

 

彼は言葉でひとに感動を与えられるひとだったので、「俺の言葉じゃなくて行動に〝ほんとう〟がある」ってことを教えてくれたのは、手持ちのカードの無意味さを見せるような、勇気あるアドバイスだったんだなあと、今になって思う。

 

例えばそれは、カードの内容ではなく、カードの使い方をみればその人がわかるということだったり、そもそも一緒にゲームに興じてくれる行為そのものから読み取れることがあるということだ。

 

 

先日、沖縄で開催された「私たちは『買われた』」展に行ってきた。

 

企画展「私たちは『買われた』展」 - 女子高校生サポートセンターColabo

 

性を買われる女の子たちに共通していたのは、帰る場所がない(たとえ家はあっても、自分の居場所がない)ことと、圧倒的な承認の不足だった。

 

ひょっとしたら、彼女たちの親や周りにいる大人も、承認されたことがないのかもしれない。

経験も余裕もないから、子どもや学生を褒めてあげることができないのかもしれない。

 

親や先生から否定され続けた女の子たちは、心にもない「甘い言葉」に恍惚として、時に自分から自分を差し出してしまう。

 

性を売る側、買う側が注目されることが多いけど、私は非人道的なシステムを作った組織や、彼女たちが抱えている問題(貧困、いじめ、ネグレクトなど)につけこんで甘い言葉で誘導する奴等に一番嫌悪を感じた。

 

私にできることは何か。

まずは、学生に伝えることか。

 

「言葉ではなく、行動で判断すること」

まだこのことしか確信を持って言えないけど、これはホントそうだと思う。

 

 この世には、「好きだ」とか「可愛いよ」なんて言葉を、やる気のないバイト生の「いらっしゃいませ」と同じくらいの感覚で使ってるひとがいるから、要注意だよ!と女の子たちに伝えたい。

 

「かりそめの承認」「他の目的を伴った承認」は、その後にくっついてくる行動を注意深く観察することで、見極められます。

 

JKビジネスのスカウトだけじゃなく、ろくでもない男を見極める時にもこれは有効ですよ。