いつか、またどこかで会おうよ

こんにちは、金益見(きむいっきょん)です。

インスタバエについて

インスタ映え

ならぬ

インスタバエ(蝿)

という言葉が新たに生まれたそうだ。

 

「インスタバエ(蝿)」。いまインターネット上で、こんな言葉が流行の兆しを見せている。

「インスタ映え」と害虫のハエを掛け合わせた造語で、主にインスタグラム用に「おしゃれ」な写真を撮ろうと躍起になる若者を揶揄する意味で使われているようだ。ネット上には、「インスタバエはパンケーキに大量発生するらしい」といった書き込みが数多く出ている。

全文表示 | インスタバエ(蝿)がブンブンたかる 「インスタ映え」派を強烈揶揄の新語 : J-CASTニュース

 

この記事を読んだ時、「意地悪な視点やなー。この造語、誰が得するんかなー」と思った。

 

中身より、どう見せるかを重要視する風潮に疑問は感じていたけれど、だからといってこんな風に揶揄するのは、なんだかなー…

 

なんか、この造語にはちっちゃな悪意を感じてしまう。

 

インスタ映えを否定する記事のなかに、「インスタ用に撮影した後はその食べ物を捨てるひともいる」という話もあった。

それって、ビックリマンチョコのウエハースを捨てて、シールだけ集めてた男子と同じ発想!(そして、そんなことする人はほんの一部やと思う)(女子の場合はカロリー気にして残してるのもあると思う)

 

流行や現象にたいして、斜めから斬り込む視点自体は悪くない。

意地悪ではなくイジワルな視点に、クールな賢さやとんちやユーモアが入っていると、愛すべき生まれて育っていくサークルの一部になっていくと思う。

 

例えば寿司くんが「一眼レフカメラ」と「スタバ」をサブカル女子のアイテムとして指摘した時も膝を打った。

 

www.youtube.com

 

寿司くん(こやまたくやさん)は「サブカル女子」を肯定した上で面白がっているというか、表現に転化させていて見事というか、そこに悪意は感じないんだよなー。

 

前期に担当した「日本の文化」という講義では、様々な日本の流行りに着目した。

そのなかで、ある班が「インスタ映えにおける日本の特徴」として「フォトジェニックな食べ物を被写体にする」もしくは「スウィーツをおしゃれに撮る」ということを独特の文化として指摘していて、なるほどなーと思った。

 

学生の発表によると、アメリカの女の子たちは、自分が何かを食べている写真をインスタにあげることはあっても、食べ物を単体で写したりしないんだそうだ。

また、自分の写真を撮るときもアップの自撮り写真より、風景×自分の写真が圧倒的に多いんだとか。

 

インスタに夢中になっている日本の女の子たちは、「いいね」と承認してほしいけど、表舞台に立つのは恥ずかしいのかもしれない。

「自分が好きなもの」のことは話せても、「自分のことが好き」とは言えないのかもしれない。

そもそも、自分のことを好きになれないのかもしれない。

 

だから「カワイイ」食べ物の写真を撮る。

だから自撮り写真には、やけに盛った加工をする。

カラフルだけど無難もしくはやり過ぎる表現で、敵を作らない(であろう)発信をする。

 

インスタバエ(蠅)と馬鹿にする人たちの「こんなカワイイ食べ物を食べてる私って可愛いでしょ」という指摘は、女の子たちの自信のなさまで汲み取れていない。

 

 

 

何かを馬鹿にする時はクリエイティブに。

馬鹿にされる時は朗らかでありたいもんだねー。