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いつか、またどこかで会おうよ

こんにちは、金益見(きむいっきょん)です。

アウシュヴィッツを知らない学生

今、ポーランド
明け方、5時半。
うまく眠れない。

 

今日はアウシュヴィッツを見学しに行く予定。
アジア人唯一の公式ガイドである中谷剛さんに直接連絡をとって、案内していただけることになった。

http://m.huffpost.com/us/entry/6738410

*中谷さんの案内で見学を希望するひとは、以下のアドレスの◯を@に変えて是非メールしてみてください。
nakatani◯wp.pl


イギリスに旅行に来ていた日本人の大学生と話している時に、来週はアウシュヴィッツを見学するためにポーランドに行くと言うと、

アウシュヴィッツって何ですか?」

と返されて驚愕した。

 

私はそれまで、若いひとを「何も知らない」とバカにする大人をどうかと思っていた。

 

学生は、学ぶことが生きることなので、彼らが知らないことは、知ってるひとが教えればいいと思っていた。

 

だけど、アウシュヴィッツを知らない学生にたいしては、今までどうかと思っていた大人たちと同じように驚いてしまった。

 

あかん。

ここで驚愕で終わらせたら、学生にとっても私にとってもよくない。

 

まず、自分に何ができるのか、どうやったら伝わるように伝えられるのかを考えた。

 

ひとまず、短くアウシュヴィッツの説明をした後、報道ステーションの以下の特集を薦めた。

 

m.youtube.com

 

その大学生は、その場で興味を持って、すぐに色々調べていた。


映画の「帰ってきたヒトラー」のような状況を、無知と時間の流れと嫌な好奇心が生み出すのなら、時間は止められなくても、無知は補えるし、いい好奇心はきっと育てられる。

 

その大学生の関心を引き出せてよかった!

 

と、ここでブログはスッキリと終わらない・・・

 

後日、フォトグラファーの末盛亮さんにその学生の話をすると、「時代もあるかもしれません」と、彼はこう続けた。


「希望が見出せない社会に生きてる若者が、わざわざお金を払って負の遺産を見に行ったり、興味を持ったりしづらいんじゃないかと。
今の若いひとは娯楽やエンタメに時間やお金を使うことで、バランスをとってるんじゃないでしょうか」

 

末盛さんは別の話で、「ロンドンや東京にいると見えなくなるものがある」とも仰っていた。

 

その大学生は、アウシュヴィッツを知らなかった。

でも無意識に、知りたくなかったのかも知れない。
そして私は見えてなかった。

 

知りたくなくても知らなければならないことがある。

知っておいた方がいいこともある。

学生も、私も。

 

わかった気になって、教えた気になっていた。

まだまだまだまだまだまだまだまだだなぁ。
もう学生じゃないけど、学び続けるしかないんだよなあ。

 

もう朝だ。

 

 

 

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