読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

いつか、またどこかで会おうよ

こんにちは、金益見(きむいっきょん)です。

断片的に輝く言葉

駅のホームで見かけた子どもたちが、スヌーピーとよく一緒にいる黄色い何かに似ていて可愛すぎて、写真を撮った(はっきり顔が写らないように撮りました)。

f:id:ikkyongold:20170213132344p:plain

撮影した後、ところであの黄色いのんの名前なんやったけ?と急に気になって、
スヌーピー 黄色いやつ」
と検索すると、この画像が↓。

 

f:id:ikkyongold:20170214182604j:image

 

ウッドストックでした)


検索したときに、

スヌーピーよりスヌーピーの横におる黄色いやつの方が可愛いよね。」

と書いてるひとがいて、なんとなくそのページをクリックしたら、下記のブログが出てきた。

 

http://www.dclog.jp/yu_0511/

 

「糞な毎日。」というブルーハーツがやってきたようなタイトルの、男子高校生の日記ブログだった。

ちらっと見てみると、改行が多すぎるせいかあまり読む気にはなれなかった。

でも、思わずかなり下までスクロールしてしまったのは、各日記につけてるタイトルに惹かれたからだ。

 

この高校生日記は、タイトルと内容が全く一致していない。

まず、タイトルで好き放題喋ってから(つぶやいているより、喋っているの方がしっくりくる)内容に入っていく。

 

タイトルだけまとめて読めたらいいのにと思った私は、

「面白かったタイトルを抜き出して並べて、もう一回読む」

ということをやってみた(それが以下です)。

 

■野球部の私服お洒落感に腹立つのは俺だけなのか。

 

大阪弁を取り入れた歌めっちゃ嫌い。

 

■『今日のコーデ☆』的なのを見せられてもこっちはどうすれば…(汗)

 

■実際に『○○でやんす。』と喋る人間を見たことがあるか?

 

■ω←使う顔文字見るとめっちゃ腹立つ。金○にしか見えん。

 

■大雨洪水警報が出て嬉しいのは昼まで。

 

高校生ならではの感覚がみずみずしくて、加藤千恵さんが17歳のときに書いた短歌集をはじめて読んだ時みたいな気持ちになった。

 

■『外見より中身だよ』とか言うやつに限ってめっちゃ可愛い。

 

■冷蔵庫のブーンみたいな音めっちゃ怖い。

 

■そのグループにしか分からんノリで取った笑いに意味は無い。

 

■スベり笑いが出来た今おもんない事する方が難しい。

 

この子は多分、関西の子で…

 

■ジャンプとの出会い方は人によって様々。


たまに達観してたり、

 

■どの地域にも名物じじいみたいなやつがいる。

 

■クラスに1人は絶対ゴリラみたいなやつがいる。

 

あるあるネタをタイトルにしてたり(そこに全く脈略はない)、

 

■「○○っぴ」みたいなあだ名あるけど「っぴ」って何よ。

 

うまい棒のあのキャラクターよく見たらドラえもんじゃね?


と、ツッコミを入れてたりする。

 

繰り返しになるけど、彼は日記の内容とタイトルを全く一致させていない。
(そんな彼は留年をしたようで、その年の春からこの日記を更新するのをやめている)

 


ここで自分の話に戻すと…

今年からブログを頻繁に更新するようになって、他のひとのブログを覗いたり、人気ブログの共通点を探ってみたり、以前はやってなかったことをやったり考えたりするようになった。

そんななか、ちょっとあざとい感じの印象を受けたブログがあって、自分がそうならないためにはどうしたらいいものかと思っていた。

 

で、この男子高校生にヒントをもらった気がしたのだ。

「思ったことをひとまず素直に書いてみる」とか。

「人目は気にかけるけど気にしない」とか。

 

なんでもかんでも素直に書けばいいってものでもないってことはわかっている。
ひとに読んでもらう文章だと思って工夫するのは悪くない。テクニックも大事。

 

だけど、クリックされることに焦点を絞りすぎてるタイトル(例えば「1分読むだけでお金が増えて痩せる方法」とか…※私が勝手に考えた架空のタイトルです)は避けようとか、タイトルと中身をリンクさせるのは大切だけど、たまにはタイトルを見ただけじゃわからない文章があってもいいよねとか、いろいろ思えた。

 

私は、わかりやすいけど噛みごたえがある文章が書きたい(ちなみに書き手からすると「簡単な文章」と「わかりやすい文章」は全然ちがう)。

 

時に、わかりにくさを入れないと伝えられない物事に対面した時に、素直な賢さをもってそれをそのまま書きたい。

 

できれば、大切にしていることやメッセージはちゃんと込めていきたい。

でも自分の頭で考えてもらう余白は残したい。

 

あざとさを振り払って、技術を養う。

表現を磨く。情熱を燃やす。知識を増やす。知恵を絞る。

そして、ユーモアを忘れない。

 

そしたら、ピカピカではなく、キラキラと光る言葉をちゃんとつなげていけるんじゃないだろうか。

 

f:id:ikkyongold:20170212213137j:plain

あざとさがひとかけらもない、優れた表現と、クールな情熱と、体系的な知識と、現場で培った知恵と、ユーモアと刹那が寄り添い合っている岸政彦さんの文章が憧れです。

 

広告を非表示にする