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いつか、またどこかで会おうよ

こんにちは、金益見(きむいっきょん)です。

映画「ローマでアモーレ!」を観て思ったこと

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ウディ・アレン監督「ローマでアモーレ」(原題: To Rome with love)

2012年のアメリカ合衆国・スペイン・ イタリア合作のコメディ映画。

 

変な邦題だけど、いい映画だった。

 

印象的だったのは、ある日突然大勢のパパラッチに囲まれ、大スターに祭り上げられた平凡な中年オジサン(『ライフ・イズ・ビューティフル』のロベルト・ベニーニさんが演じています)の話。

 

彼はある日突然大スターになるのだけど、その理由をパパラッチがこう説明するのだ。

 

「彼は有名ってことが有名なのよ」

 

思わず、膝を打った。

 

ウディ・アレンさんが立ってる場所からは、いろんな物事がよく見えるんだろう。

疑問もたくさん見つけられるんだろう。

 

映画って、監督の視点を通して物事を捉えられるのが面白い。

ウディ・アレンさん のなかに入ってローマを歩いてみる。

彼の網膜や鼓膜を通してローマを感じてみる。

そこで発見した人間の滑稽さは、ローマでも日本でも同じだった。

 

話題になって、広まって、有名になって、一人歩きしていく空っぽの何か。

中身じゃなくて、有名っていうことが価値になる世の中。

 

talent(タレント)は「才能」と訳す。

芸能人は、芸の能がある人と書く。

 

将来芸能界で活躍したいという教え子が何人かいるけれども、どうせ目指すのなら空っぽではないものを。

 

真ん中が空洞なのはドーナツだけで充分。