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いつか、またどこかで会おうよ

こんにちは、金益見(きむいっきょん)です。

中国人って…

昨日、大阪の地下鉄に乗っていたら、中国人観光客の男性が席を譲ってくれた。

 

私はその時とても疲れていたので、すごく助かった。

 

向かいの席には彼の祖父母や両親が座っていて、席を譲ったことを少しだけ褒めて、そのあとは仲良く静かにお喋りしていた。

 

中国人はマナーが悪いとか、うるさいとか、せっかく日本に来てくれてるのに、彼らにたいする文句ばかり聞こえてくるのが嫌だなあと思っていた。

いい意見より、悪い意見の声が大きくて、どうにかバランスを取れないものかなあと考えていた。

 

そこで、じゃあ自分は中国の方にしてもらって嬉しかったことを発信してるかな?と考えたら、家族や友人に話していても、blogには書いてなかったことに気づいた。

 

中国の方に…

昨日は席を譲ってもらいました。

 

いつもローソンで丁寧に接客してもらっています。

 

物凄い美味しい中華料理店のウエイトレスさんはしっかり者で働き者。

 

講演会の後、連れていっていただいたスナックで働いていた女の子とは、お互いが着てる服を日本語と中国語で褒め合いました。

 

人を地域や国で大きく括って、中国人だからどうだとか大阪人だからどうだとか、大雑把に批判したくないし、されたくないと私は思う。

括る範囲が大きくなればなるほど、印象はイメージに翻弄されてしまう。

 

どんな場所にもいいひとや嫌なひとがいる。

ウィスパーボイスの中国人や、超はんなりしている大阪人がいるように、ひとりひとりを見ると、みんな違う。

 

範囲が大きくなると大雑把にしかまとめられないというなら、私はこんな風にまとめたい。

 

「みんな違って、みんなよくって、みんなちゃんと悪いところもあって、みんなそれなりに仲良くできたらいいなと思ってるのが、地球人だよねー」

 

 

 

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りんごの皮を剥いていたら

四.三事件の犠牲者慰霊祭に行ってきた。

私の住んでいる地域には、韓国の済州島にルーツを持つ在日コリアンがたくさん住んでいて、私自身もそうだ。


四.三事件とは、済州島の島民の10人に1人にあたる2万5千人~3万人が虐殺された事件で、1948年4月3日に始まったから、四.三事件と呼ばれている。
この事件は、いわゆる国家権力による民衆弾圧だ。

韓国建国前夜、アメリカ主導で進んでいた南朝鮮の単独選挙に対し、それが「南北分断につながる」として抵抗した島民が警察署を襲撃したのを機に、全島に広がる弾圧に発展した。


慰霊祭では、済州島の子ども達が島の言葉で唄を歌ってくれた。

歌詞が配られたのだけど、その歌詞が胸に刺さったので、引用します。

りんごの皮を剥いていたら
指を切ってしまった
血は少ししか出てないけど
怖くなってしまった
泣こうか
泣くまいか
泣こうか
泣くまいか
でもね
でもね
泣いたって家には誰もいないんだ

ソン・ヨハン「泣こうか泣くまいか」

新連載のお知らせ

今日から神戸新聞で新連載が始まります。

 

連載タイトルは

「いっきょん先生のアカデミー抄」!

 

大学時代にやってよかったことを中心に、いつも授業でお話しているようなことを綴ります。

 

掲載日は、毎月第2水曜日(夕刊)です。

去年連載していた「随想」から文字数も大幅に増えて、カラーイラストも描かせていただくことになりました。

本気しか出さない連載にします。

 

今日から新年度のゼミも始まるし、色々がんばるぞー

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クラクフ本駅(空港)からアウシュヴィッツに行く方法

アウシュヴィッツ見学は、ツアーで参加して、ホテルまで送迎してもらう方法もあるのですが、送迎付きになると結構お金がかかることと、英語ガイド、もしくは英語に日本語通訳をつけるという形になることが多いです。

ツアーで、日本人ガイドの中谷剛さんに申し込む方法もありますが、ツアー会社が限られていたり、100%中谷さんに案内していただけるわけではないこともあると聞いたので、私は中谷さんに直接連絡を取って案内していただきました。

その場合はみんなで折半してガイド料をお支払いするので、当日の参加人数にもよりますが、かなり安価でした(それは中谷さんの「多くのひとに知ってほしい」という気持ちでもあると感じました)。

ちなみに私はひとりで参加したのですが、その日は16人参加で、ひとり50ズロチでした。

 

中谷さんのインタビュー↓

www.huffingtonpost.com

 

中谷さんのメールアドレス

nakatani◯wp.pl

 *中谷さんの案内で見学を希望するひとは、以下のアドレスの◯を@に変えてメールしてみてください。

 

中谷さんにガイドをしていただいた日の感想↓

ikkyon.hatenablog.com

 

しかし、中谷さんに直接連絡を取る形で参加する場合は、大きなハードルがあります。

 

なんと、「現地集合」なんです。

現地(アウシュヴィッツ)までは、クラクフ本駅から電車、バス、タクシーで行くことができますが、英語が通じなかったりするので、とっても大変です。

 

ちなみに、アウシュヴィッツまでは、電車よりバスで行くことをオススメします。

電車だと、最寄りのオシフィエンチム駅からアウシュヴィッツまで徒歩で20分かかるのと、本数自体がとても少ないのです。

タクシーは、結構距離があるので高額になってしまうのと、英語が通じない場合があるので、とんでもない場所に行ってしまう恐れがあります。 

 

したがってアウシュヴィッツ行きの長距離バスで行くのがベターなのですが、クラクフ本駅からバス乗り場(コーチ)に行くまでの道がわかりにくすぎて、とっても大変ですっ!!

 

私は駅周辺で一時間近く迷って、ほとんど運でたどり着けたのですが、「私もめちゃめちゃ迷いました」という話を当日参加者の方々からもたくさん聞きました(結局来れなかったひともいたようです)。

 

ポーランドは、英語が通じないことも多々あるので、人に道を尋ねるのも一苦労でした。

また、尋ねることができても、道がややこしすぎて、わかりませんでした。

バス乗り場は、(一応)駅のすぐ裏側にあるので(でもすぐにたどり着ける場所ではない)地図にも詳細は表示されません。

 

ということで、一番わかりやすい(であろう)道を探しました。

 

それが、中谷さんに案内していただいて考えた、「ひとまず、今の私にすぐできること」でした。

そこで、アウシュヴィッツに行った翌日に、駅周辺を歩き回って、比較的スムーズに行ける道を2通り見つけました。

 

◆まず、クラクフ空港から クラクフ本駅までは電車で!

 

アウシュヴィッツまでは、クラクフ空港から 電車で30分のクラクフ本駅から行けます。

 

空港からクラクフ本駅までの行き方は、下記のホームページが参考になりました。

mazourkairis.com

 

空港からクラクフ本駅まで行って直接アウシュヴィッツに行くひとと、市内に前泊して行くひとがいると思いますので、ここでは、クラクフ本駅のホームからアウシュビッツに行ける長距離バスが出ているコーチ(バスステーション・バスターミナルのこと)に行く方法と、駅構内にあるショッピングモールからコーチ行く方法の、2通りの行き方を説明します。

 

クラクフ本駅に併設しているショッピングモールからコーチ(バスターミナル)に行く方法

 

駅に併設している「GALERIA KRAKOWSKA」のB1から、コーチに続く地下道があります。

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ショッピングモールの入口を駅の外から撮った写真

 

「GALERIA KRAKOWSKA」には、駅前からでも駅構内からでも行けます(表示が出てるのでわかりやすいです)。

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表示を参考にしながら進むと、地下一階の入り口に着きます。 

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駅構内から入り口

 

外からショッピングモールに入る場合は、エスカレーターで地下一階に行ってください。

 

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地下一階の入り口を入るとすぐにマクドナルドがあります。

 

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少し進むとKFCがあります。

KFCの角を曲がります。

 

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まっすぐ進みます。

 

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バーガーキングを通りすぎるあたりで、(やっと)表示が出てきます。

(トイレ表示の奥に見えるバスのマークがそれ)

 

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このバスマークがある表示を見つけてください。

 

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バーガーキングを越えて、進んだ先にこの表示が出てきたら、それを参考に左折します。

 

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この間の道を進んでいきます。

 

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まっすぐ進みます。

 

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すると、コーチに続く地下道の入り口が出てきます。

 

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地下道もまっすぐ進みます。

 

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すると、外に続く出口が出てきます。

 

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外に出て、突き当たりの階段に向かって進みます。

 

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階段を上ります。

 

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階段を上ると、コーチなんてなさそうな、閑散とした場所に出ます(ここで、間違えた!と思わずに勇気を出して進んでいきます)。

 

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閑散とした場所(クラクフ本駅の裏側)

 

ここに出ると、左側に見えるこの建物↓がコーチです。

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これがコーチの入口です。

 

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入るとすぐに電光掲示板があります。

 

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電光掲示板で、「OSWIECIM MUZEUM」※というバスを探します。

この写真だと、14時45分にG1という乗り場から発車するバスがそれです。

   

※日本では強制収容所のことを、「アウシュヴィッツ」と言いますが、現地(ポーランド)ではアウシュヴィッツとは言わないし、表示もされていません。正確にはオシフィエンチムミュージアムです。

 ポーランド語の地名「オシフィエンチム=Oświęcim/OSWIECIM」が、ドイツ人には「アウシュビッツ=Auschwitz」に聞こえたのでアウシュヴィッツと呼ばれるようになったそうです。

 

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G1という表示をバス乗り場で探して、そこで待っているとバスがきます。

(この時はたまたまG1ですが、別の乗り場から発車する場合もあるので、必ず掲示板で確認してください)

(ちなみに、チケットは窓口でもバスの車内でも買えます)

 

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バスのりばは、電光掲示板のすぐ裏と、階段を降りた場所の二箇所にあります。

 

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階段を降りたところにあるバスのりばは、比較的小型バスが多いです。

 

私は当日、小型バスで行ったのですが、コーチに行くまでにかなり迷って、時間がギリギリだったので、車内でチケットを買いました。

運転手さんが英語ができなくても、「オフィシエンチムミュージアム!」と叫んでなんとかなりました(ポーランド語で書いたメモを用意しておくと、もっと通じやすいと思います)。

 

その時に、運転手さんに「リターンチケットにする?」というようなことを聞かれます(おそらくポーランド語で)(でもチケットを見せてもらって身振り手振りで伝えるとなんとかなるので大丈夫です)。

リターンチケットにすると、帰りも小型バスで割安で帰れるのですが、同じ会社のバスしか乗れないなど、乗車できるバスが限られているので注意してください(その際は時刻表もチケットと一緒にもらえます)。

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小型バスの往復チケット(この時は往復で24ズロチ)

 

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小型バスの帰りの時刻表

 

ちなみに小型バスの場合、アウシュヴィッツに到着してからの停留所が大型バスとは異なるので注意してください。

 

大型バスはミュージアムのすぐ近くから出ており看板もわかりやすいのですが、小型バスはミュージアムまで3~5分くらい歩く場所に停留所があります。

 

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大型バスの停留所

 

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小型バスの停留所

 

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小型バスの停留所を降りると、この表示の方向に歩いていきます。

奥のフェンスを超えてずーっとまっすぐ行くとミュージアムがあります。

(帰りの小型バスが、行きに降りたところの向かいの道路から出発するので、リターンチケットを買ったひとは道を覚えおくといいと思います)

 

クラクフ本駅のホームからコーチ(バスターミナル)に行く方法

 

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クラクフ本駅に着いたら、1番ホームに行きます。

(1番ホームからがコーチに直通してる道に最もスムーズにいけるので) 

ホームには改札を通らなくてもいけるので、とにかくまず一番ホームに行きます。

 

ちなみに、改札を通らないから、外からでも一番ホームに行くことは可能です(したがって前泊した人も 、もう一度駅の中に入って、ホームまで行ってコーチを目指すこともできます)。

 

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1番ホームのこのエスカレータで下におります(他の階段ではなく、必ずこのエスカレータで!)(他の階段を使うと、別の場所に出ます!)。

 

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おりると、出口ではなく、こういう通路↓につながっています。

 

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ここは、2~5番のホームに出れるよーという連絡通路なのですが、この通路がなんとコーチにつながる通路にも続いているのです(にも関わらず、バスの表示は出ていません)。

 

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 5番ホームを目指す方向に進んで行きます。

 

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 ホームに上がる階段は無視してとにかくまっすぐ進みます。

 

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 5番ホームのところまでまっすぐ進むとその奥に出口が出てきます。

 

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ここでやっと「bus station」という表示が!

 

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扉を出て右折すると…

 

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階段とエレベーターがあって、ここから上がるとコーチに行けるのですが(そしてすごく近道なのですが)(荷物があるひとは便利)、これは結構マイナーな道で、電光掲示板がある場所ではなく、乗り場の奥に出るので不安になるひともいると思います。

 

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階段もひと気がなくて、ドキドキしてしまうのですが、一応表示は出ています。

 

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で、階段を表示通りに進むと、ここ(↓)に出ます。

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ちょうど、バス乗り場の奥まったところに出るのでびっくりしますが、まあ近道です(奥の建物が電光掲示板がある場所です)。

あまりびっくりしたくないひとは、このエレベーターや階段(↓)を使わず、

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ホームからつながっていた連絡通路をつっきって右折した後は、まっすぐ突き当たりまで進みましょう。

 

 道はこんな風につながっています↓

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ずーっとまっすぐ進むと…

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こういう表示が出てくるので、左折します。

 

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すると、突き当たりにショッピングモールから行く方法の時に説明した階段が出てきます。

 

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あとは階段を登って、閑散とした場所に出るのですが、前述したように、くじけずに周りを見渡すと、左側にコーチが見つかります!

 

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 ここがコーチです!

ここからアウシュヴィッツに行ける長距離バスが出ています。 

 

お疲れ様でした!! 

 

かなり、細かく写真を撮って載せたので、写真を見ながら進むとスムーズに行けるのではないかと思います。

コーチ(バスターミナル・バスステーション)はクラクフ本駅からスムーズに行けても15分強はかかります。

 

バスは一時間に2本くらい出ていますが、もし中谷さんにガイドをお願いして13時にアウシュヴィッツの切符売り場で待ち合わせということになれば、9時半~10時にはクラクフ本駅に着いておいたほうがいいと思います。

 

以上です。

たくさんのひとのアウシュヴィッツを訪れる参考やきっかけになれば嬉しいです。

 

いい旅を!

アウシュヴィッツに行ってきた

アウシュヴィッツに行ってきた。

 

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写真は、第二強制収容所(ビルケナウ)の地面(すぐ隣にホロコーストが行われたガス室)。

いろんな足跡が沢山あったので、写真を撮った。

今、世界中の人々がここを訪れていることは、とても意味のあることだと思った。

 

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下記のblogに中谷さんの説明の概要が詳しく載ってるので、今回のブログと合わせて読むとわかりやすいと思います↓

konbu-bu.com

 

以下は、ガイドの中谷剛さんに教えていただいたことや、考えたこと、感じたことをメモしたもの。

(文章にするとかなり長くなってしまいそうなので、今回は箇条書きにします)

 

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・第一強制収容所の入り口ゲートには、「働けば自由になる(労働は自由を作る)」という言葉が掲げられていた。

 

・この日は、ダビデの星の旗を掲げたユダヤの人たちが沢山来ていた。彼らと私では、ここに来る意識が全然違うんだろう。

 
・過去にここに連れてこられたひと、連れてきたひと、現在ここを案内するひと、見学してるひと、ひとによって写真に収める場所や、ズームする場所が違う。

 

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男女を隔てていた有刺鉄線

 

・写真や映像でわかることも勿論あるけれど、現場にいくと「雰囲気」がわかる。

雰囲気って、目や耳だけじゃなく、身体をそこに置くから感じられるもの。

 

・大量の靴や刈られた毛髪。数字でみるのと、そのものを見る時の感覚のちがいを記憶しておかなければ。

数字はあまりにも便利で、物事を明確にするけど、時にリアルを見えなくもする。

 

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 おびただしい数の靴

 

・書類が重なって、サインが増えると、責任があやふやになっていく。

 

・「私は知らなかった」と言える状況をみんなで作った。

 

・根拠がはっきりしないことを続けていくと、分岐点がわからなくなる。

 

・収容されてきた子どもたちが誰一人泣いてなかったのは、完全に余裕を失った親を察したんじゃないかと、中谷さん。

 

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・続けて中谷さんによると、そこまで必要だとは思えない鍋や食器類をここまで持ってきたのは、親が子どもに「これは単なる移動なんだ」と安心させるためだったのかも知れないとのこと。

 

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・人と人とを分断することが制度化された時に、人は人ではなくなる。

 

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・収容されたひと達のなかで、上下や優劣が生まれ、ナチスが手を加えなくても、ユダヤ人同士で監視と管理の体制が整っていたという皮肉な話。

上の二枚の絵は、奇跡的に生還した方が当時の様子を描いたもの。

 

ユダヤアイデンティティは宗教。

ジプシーのアイデンティティは言葉。

では、日本人のアイデンティティは?

小国から鎖国アイヌ琉球王国、日本人はいつから日本人なんだろう?

 

・先進国病

大衆迎合主義

 

・私たちの内側に知らず知らずのうちに埋められてるもの。

 

・当時の流れはヘイトスピーチからヘイトクライムへ、そしてホロコーストにつながっていった。

 

・日本は今どこにいるんだろう。

 

ユダヤのひとたちは傷つきすぎてる。

あまりにも長く戦い続けて、戦う仕組みが出来てしまっている。

だから、私たちの方から「安心」をあげることが第一歩。

 

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空も建物も多分その時と同じ

 

・ポプラの木も、煉瓦の建物も、人間たちの営みをずっとみてきたんだろう。

その時のひと達が見ていた空もきっと同じ。

 

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私が希望だと思ったのは、何かを知るために何かを感じるために、そして祈るために、沢山のひと達がこの地を訪れていたこと。


大学生もいっぱいいた。

 (大学生もいっぱいいたんだよ!!と今朝の私に報告したい)

アウシュヴィッツを知らない学生 - いつか、またどこかで会おうよ

 

 

中谷さんによると、2000年以降、ヨーロッパの人たちに限定すると、年間でここを訪れるひとの75%が15〜25歳なんだとか。

 

勿論そこには経済的な関係もあるけれど、教育の賜物だという。

 

夏休みや春休みは、日本の大学生も沢山見学に来るのだそう。

その日も、中谷さんに案内を申し込んだ日本人の見学者のうち、8割が大学生だった。

 

 中谷さんは、彼らにこう言った。

 

「君たちも色々忙しいんだと思う。でもお金や時間を使ってここまで来てくれた。

自分のことを考えるのは悪いことじゃない。

でも君たちのように、自分のことを考えながら、もう少しその先を考えられるひとが増えるとそれが平和につながる」

 

中谷さんは、歴史を説明する時に、ヒトラーだけを悪者にしなかった。

ヒトラーを支持した大衆がいることを何度も指摘されていた。

そして、世界の、ヨーロッパの、日本の、「今」に、今日みた歴史が繋がってることを、私たちに自分で考える余地を残しながら説明してくれた。

 

学生さんは、「日本に帰ったら、もう少し政治に関心を持って、選挙に行きます!」と言っていた。

 

私は自分が在日コリアンであることや、選挙権を持っていないことを話した。

すると中谷さんに、

「あなたにはあなただからできることがあると思うんです。あなたにしか感じられないこと、気づけないことがあるから」

という言葉をギフトしてもらった。

 

ひとまず、その時の私がすぐにできることを思いついたので、次の日早速行動してみた。

 

それは次に更新するので、お楽しみに!

アウシュヴィッツを知らない学生

今、ポーランド
明け方、5時半。
うまく眠れない。

 

今日はアウシュヴィッツを見学しに行く予定。
アジア人唯一の公式ガイドである中谷剛さんに直接連絡をとって、案内していただけることになった。

http://m.huffpost.com/us/entry/6738410

*中谷さんの案内で見学を希望するひとは、以下のアドレスの◯を@に変えて是非メールしてみてください。
nakatani◯wp.pl


イギリスに旅行に来ていた日本人の大学生と話している時に、来週はアウシュヴィッツを見学するためにポーランドに行くと言うと、

アウシュヴィッツって何ですか?」

と返されて驚愕した。

 

私はそれまで、若いひとを「何も知らない」とバカにする大人をどうかと思っていた。

 

学生は、学ぶことが生きることなので、彼らが知らないことは、知ってるひとが教えればいいと思っていた。

 

だけど、アウシュヴィッツを知らない学生にたいしては、今までどうかと思っていた大人たちと同じように驚いてしまった。

 

あかん。

ここで驚愕で終わらせたら、学生にとっても私にとってもよくない。

 

まず、自分に何ができるのか、どうやったら伝わるように伝えられるのかを考えた。

 

ひとまず、短くアウシュヴィッツの説明をした後、報道ステーションの以下の特集を薦めた。

 

m.youtube.com

 

その大学生は、その場で興味を持って、すぐに色々調べていた。


映画の「帰ってきたヒトラー」のような状況を、無知と時間の流れと嫌な好奇心が生み出すのなら、時間は止められなくても、無知は補えるし、いい好奇心はきっと育てられる。

 

その大学生の関心を引き出せてよかった!

 

と、ここでブログはスッキリと終わらない・・・

 

後日、フォトグラファーの末盛亮さんにその学生の話をすると、「時代もあるかもしれません」と、彼はこう続けた。


「希望が見出せない社会に生きてる若者が、わざわざお金を払って負の遺産を見に行ったり、興味を持ったりしづらいんじゃないかと。
今の若いひとは娯楽やエンタメに時間やお金を使うことで、バランスをとってるんじゃないでしょうか」

 

末盛さんは別の話で、「ロンドンや東京にいると見えなくなるものがある」とも仰っていた。

 

その大学生は、アウシュヴィッツを知らなかった。

でも無意識に、知りたくなかったのかも知れない。
そして私は見えてなかった。

 

知りたくなくても知らなければならないことがある。

知っておいた方がいいこともある。

学生も、私も。

 

わかった気になって、教えた気になっていた。

まだまだまだまだまだまだまだまだだなぁ。
もう学生じゃないけど、学び続けるしかないんだよなあ。

 

もう朝だ。

 

 

 

日下部聡さんとお会いするⅡ

日下部さんと、出来立てのスコーンを食べながら、クロテッドクリームをそのスコーンにグオッと塗って頬張りながら話していたのは、実のある情報を受け取る難しさの話。

フェイクニュース問題しかり(このインタビューすごい)。

www.buzzfeed.com

 

ちょっとした話題でも、それが発信される過程までを考えられるひとはどれくらいいるんだろう。

 

オシャレとかポップな話題もしかり。

withnews.jp

 

ああ、最近流行りの「ここがすごいよ!日本人」を取り上げた番組しかり。

 

www.from-estonia-with-love.net

 

勿論、全部がこうなわけじゃなくても、情報を受け取って、拡散させる無邪気さは、時に罪にもなるであろうことをちゃんと知った方がいい。

あと、本当に栄養にならない情報があるということや、そんな情報を吸収してしまった後に自分の世界がものすごい早さで狭まってしまうことも。


私は私でがんばろうと思った。

 

四月からの講義の導入は、自分が春休みに会ったひとのことや話したこと、そして感じたこと、考えたことを。